夏は、明るい星が多くなります。夏の大三角、南の空は、さそり座など夏の夜空は賑やかです。
ここでは主な夏の星座を紹介します。
夏の星座を知る
いて座・南斗六星
半人半馬の神が弓を引いている星座です。
「さそり座」の左（東）に位置していて、「さそり座」を射る構えを見せている。「いて座」の目印は6つの星のひしゃく形の並びで、この部分が「いて座」の腕と弓の部分になっています。北の「北斗七星」に対し、この「いて座」のひしゃく形の６つの星の並びを「南斗六星」と呼んでいます。
こと座
楽器の竪琴の星座です。
夏の空の高い所で明るく輝いている星が「ベガ」です。ベガは七夕のおりひめ星として有名です。ベガのわきに平行四辺形のように並んでいる4つの星とあわせて「こと座」になります。
さそり座
サソリの星座です。
南の空の低いところに赤く輝いている星が、「さそり座」の心臓の星「アンタレス」です。
アンタレスから斜め左下の方に2等星や3等星がS字を書いてつながっていて、これが、サソリの胴体と尾になっています。
アンタレスから右上の方向には頭の星が並んでいます。
はくちょう座
白鳥の星座です。
「こと座」のベガと「わし座」のアルタイルの左側で、この2つの星とともに夏の大三角をつくっている明るい星が「はくちょう座」のデネブです。
デネブは「はくちょう座」の尾にあたり、そこから、ベガとアルタイルの方向に首が伸びて、白鳥の体を形作っています。
「はくちょう座」の中心部分の星が十字型に見えるので、「北十字」ともよばれています。
へびつかい座
ヘビ使いの星座です。
「さそり座」の上に大きな将棋の駒のような形に並んでいる星が「へびつかい座」です。
将棋の駒の頂点にある星が2等星のラス・アルハゲでアラビア語で「へびつかいの頭」という意味です。
両手に抱えたヘビは、「へび座」という別の星座に分けられています。
ヘビ座
ヘビの星座です。
「さそり座」の上にある「へびつかい座」の左右両側に広がる星座です。3等級から5等級の星がヘビの体をあらわしています。
わし座
鷲の星座です。「こと座」のベガから天の川をまたいで右下に下がったところにある明るい星が「わし座」のアルタイルです。
アルタイルは七夕のひこ星として有名です。アルタイルの両側には2つの暗い星が並んでおり、これがワシの胴体になっています。
夏の大三角
東を向いて見える一番明るい星が「こと座」のベガです。ベガから右下の方向にある「わし座」のアルタイル、ベガから左下の方向の「はくちょう座」のデネブ、この3つの星を結んだ三角形を「夏の大三角」といい、夏の星座の目印です。
