春の星座

春の星空は、冬の星空と比べると、一等星の数も少なく、少し寂しく感じるかもしれませんが、夜も少しずつ暖かくなり、天体観測にもチャレンジしやすくなります。

春の星座探しは、北斗七星を中心に探すと見つけやすいです。

ここでは主な春の星座を紹介します。

春の星座を知る

うしかい座

出典:Yahoo!JAPANきっず図鑑

「うしかい座」とは、2匹の猟犬(りょうけん座)を従えた牛飼いの星座です。
19時〜21時頃、東の空に見えるオレンジ色の星が「アルクトゥールス」という星で、全天で4番目に明るい星です。
アルクトゥールスから北に向かってネクタイのような形をした星の集まりが「うしかい座」です。

うみへび座

出典:Yahoo!JAPANきっず図鑑

「うみへび座」とは、海の中を泳ぐ海ヘビの星座です。
星座の中で一番長い星座でもあります。南の空に横たわっていて、頭の部分は「かに座」のすぐ下で、尻尾は「てんびん座」の下まで伸びています。
「しし座」のレグルスの下で目立つ明るい星は海ヘビの心臓である、2等星のアルファルドです。

おおぐま座

出典:Yahoo!JAPANきっず図鑑

「おおぐま座」とは、大きいクマの星座です。
全天で3番目の大きさでもあります。おおぐま座は、北斗七星を含んだ大きな星座です。北斗七星の柄がおおぐまの尻尾で、柄杓が腰の部分にあたります。

こぐま座

出典:Yahoo!JAPANきっず図鑑

「こぐま座」とは、小さい子グマの星座です。
子グマのシッポの先にある星が北極星です。こぐま座は、一年中、北の空で見つけることができます。
春は、北極星から上の方に、夏は、北極星の左側、秋の晩は下側、冬の晩は右側に見つけることができます。

おとめ座

出典:Yahoo!JAPANきっず図鑑

「おとめ座」とは、背中に翼をもつ農業の女神の星座です。
全天で2番目の大きさです。21時頃に南に見える白い1等星が「おとめ座」のスピカです。北斗七星から「春の大曲線」をたどって見つけることもできます。スピカ以外に明るい星はありませんが、「しし座」のすぐ左に「おとめ座」の頭、「うしかい座」のアルクトゥールスの下に足があります。

かに座

出典:Yahoo!JAPANきっず図鑑

「かに座」とは、カニの星座です。
「しし座」のすぐ西側に見えます。一番の見所はカニの甲羅にある「M44プレセペ星団」です。この星団は双眼鏡でも簡単に見つけることができます。
夜空の暗い場所なら、肉眼でも見つけることができます。

しし座

出典:Yahoo!JAPANきっず図鑑

「しし座」とは、ライオンの星座です。
19時〜20時頃に南方向を見上げてみると、大きな鎌の形をした星の並びが見つかります。これはしし座の頭から胸にかけての部分です。
左には、ライオンの胴体を形作る星が並んでいます。ライオンの胸で明るく光っている星は、1等星のレグルスという星です。尻尾には2等星のデネボラという星があります。

からす座

出典:Yahoo!JAPANきっず図鑑

「からす座」とは、カラスの星座です。
おとめ座の下で春の大曲線の終点に位置する星座です。4つの3等星が作るつぶれた台形が目印です。

北斗七星

出典:Yahoo!JAPANきっず図鑑

「北斗七星」とは、北の空に、上下が逆さまになった柄杓(ひしゃく)のような並びをした7つの星のことです。
柄杓のことを漢字一字で「斗」と表し、北の空に見える7つの星でできた柄杓(斗)という意味から、北斗七星と呼ばれています。
6つの2等星と1つの3等星からできており、都会でも比較的簡単に見つけることができます。
ちなみに北斗七星は、おおぐま座の尾の部分に相当し、単体では星座ではありません。

春の大曲線 春の大三角

出典:Yahoo!JAPANきっず図鑑

「春の大曲線 春の大三角」とは、北斗七星から、アークトゥルス、スピカ、からす座までを結んでできる曲線のことをいいます。
北斗七星の柄杓の持ち手(柄)の部分を延長した先の東の空にオレンジ色の星、うしかい座の1等星の「アークトゥルス」という春の星座の中では一番明るい星があります。
さらにそのカーブを延長していくと、少し南の空で青白っぽい色の星、おとめ座の1等星「スピカ」があります。
その先にある小さな台形を形づくる4つの星が「からす座」です。

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