あ行
アイピース | 接眼レンズ。対物レンズや主鏡で集められた光を拡大する。 |
アクロマートレンズ | 赤、青の2色の光に対して色消しを行うように設計されたレンズ。通常は対物レンズに、性質の異なる凸レンズと凹レンズの2枚のレンズを組み合わせることで色収差を低減します。 |
アポクロマートレンズ | 赤、青、紫の3色の光に対して色消しを行うように設計されたレンズ。ほとんど色収差をなくしたレンズで写真撮影にも最適。種類の異なる3枚以上のレンズを使うためアクロマートレンズと比較し高価 |
暗黒星雲 | 星と星の間を漂う低温のガスは光を放たず、地球から見るとその部分だけ星が無いように見えます。 |
衛星 | 惑星の周りをまわっている天体。地球にとって「月」が該当 |
か行
外惑星 | 地球より外側の軌道をまわる惑星。一般には火星、木星、土星、天王星、海王星を指す。 |
火球 | 流星の中で特に明るいもの。 |
核(彗星) | 彗星の中心に位置し、彗星の本体 |
ガリレオ衛星 | 木星の周りにある4つの衛星。イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト |
球状星団(きゅうじょうせいだん) | 数万から百万個もの恒星が球状に密集した星団 |
鏡筒(きょうとう) | 天体望遠鏡本体の筒の部分 |
極限等級(きょくげんとうきゅう) | 天体望遠鏡で天体観測する際に、どれだけ暗い星をみることができるかを等級(等星)で表したもの |
極軸(きょくじく) | 天の北極(北半球の場合)と天の南極(南半球の場合)を結んだ直線 |
極軸望遠鏡(きょくじくぼうえんきょう) | 天体望遠鏡の赤道儀の極軸内部へ取り付ける小さな望遠鏡 |
極大(きょくだい) | 流星群が活動する期間中で最も多く流星が現れること |
近日点(きんじつてん) | 太陽の周りをまわる楕円軌道上で、太陽に最も近づく地点 |
月食 | 月が地球の影に入ることにより、月が食される(欠けて見える)現象 |
合(ごう) | 地球から見た他の惑星が太陽と同じ方向に見える現象。地球、太陽、惑星の順に一直線に並んだ場合は特に「外合」とよぶ。 |
口径(こうけい) | 対物レンズや主鏡の直径 |
恒星(こうせい) | 太陽のようにたちは、自身のガスを核融合反応することにより光を放つ星 |
黄道12星座(こうどうじゅうにせいざ) | 太陽が通る道筋に位置する12の星座 |
光年 | 光が1年間に進む距離。約10兆km |
コマ(彗星)(こま) | 彗星の核を丸く取り巻く部分 |
コマ収差(こましゅうさ) | 反射式天体望遠鏡は、視界の中心部で点像を結びます。この時、周辺部へいくにつれて星の像が点像でなく、彗星が尾を引いたような像になる現象のこと |
痕(こん) | 流星が流れた後、流星の経路上にモヤモヤした煙のようなものが残って見える現象 |
さ行
歳差運動(さいさうんどう) | 約25, 800年周期の地球の自転軸の首振り運動 |
散開星団(さんかいせいだん) | 数十から数百個くらいの恒星がまばらに集まってできた星の集団。おうし座のすばる(プレアデス星団、M45)など |
散光星雲(さんこうせいうん) | 宇宙空間に漂っているガスやチリが、近くの恒星の光で照らし出されて光って見える天体の総称 |
シーイング | 空の状態を表す指標。5段階あり、5が最も大気が安定した状態。シーイングが悪いと、望遠鏡でのぞいた時にユラユラと揺れて見づらくなる。 |
色収差(しきしゅうさ) | 光は色によって屈折率が異なります。レンズを光が通過すると、光は色ごとに分解され、星がにじんだように見えます。 |
自動導入 | 目的の天体を自動で導入してくれる便利な装置 |
周極星(しゅうきょくせい) | ある観測地点から見た場合、一日中沈まない星 |
集光力(しゅうこうりょく) | 光をどれだけ多く集められるかを人間の目と比較して表したもの |
重星(じゅうせい) | 見かけ上、2つの星が接近して見える星 |
主鏡(しゅきょう) | 反射式天体望遠鏡で鏡筒底面に取り付けられた光を集めるための鏡 |
出現(しゅつげん) | 星食の時に恒星や惑星が月の縁から現れる瞬間 |
順行(じゅんこう) | 惑星が星座に対して西から東へ移動すること。 |
準惑星(じゅんわくせい) | 以前は惑星とされていたが、惑星の基準を満たさない天体。冥王星など |
衝(しょう) | 地球が外惑星を追い越す時に起きる「太陽-地球-惑星」の一直線に並ぶ現象 |
小宇宙(しょううちゅう) | 銀河系外にある他の銀河。アンドロメダ大星雲など。 |
小惑星 | 火星と木星の軌道の間をまわる複数の小天体 |
食現象(しょくげんしょう) | 日食や月食など、月や惑星、衛星などが移動する間に恒星を隠したり、互いに隠しあったりする現象 |
新星(しんせい) | 急に増光して明るくなった恒星 |
シンチレーション | 上空の大気のゆらぎが原因で天体望遠鏡でのぞいた像がユラユラと揺れて見える現象。 |
彗星(すいせい) | 彗星は尾を持つ天体 |
星雲 | 雲の切れはしのようなモヤネヤした天体。星雲は、主にガスでできている。星団は恒星の集まり。 |
星座 | 恒星の並びを人物、動物、道具などに見立てて名づけたもの。現在では88の星座がある。 |
星座早見盤 | 北極星の位置を中心にし、円盤を回転させながら日付と時刻を合わせることにより、星座の位置をするアイテム |
星食(せいしょく) | 月が星座間を移動する間に恒星や惑星の上を通り過ぎていく現象 |
星団 | 恒星の集まり。 |
西方最大離角 | 惑星が太陽の西側に位置する現象 |
赤道儀(せきどうぎ) | 地球自転軸に対して水平方向と垂直方向に動く鏡筒を乗せるための架台 |
潜入(せんにゅう) | 食が起こる時、恒星や惑星が月の縁に隠される瞬間。月は西から東へ動いているため、潜入は必ず月の東側でおこる。 |
相互食(そうごしょく) | リレオ衛星などの衛星同士がお互いに隠しあう現象 |
た行
地球照(ちきゅうしょう) | 月が地球の光を反射してうっすらと光る現象 |
地球型惑星 | 固い地表をもつ小型で軽い惑星 |
超新星爆発 | 恒星が一生を終えるときに起きる大爆発 |
天頂(てんちょう) | 自分の頭の真上方向 |
天頂プリズム | 直角プリズムを使って光の進む方向を90度曲げる装置 |
等級(とうきゅう) | 体の明るさを表す単位。数字が小さくなるほど明るい。 |
筒内気流(とうないきりゅう) | 反射式天体望遠鏡で、鏡筒の内部と外気温との温度差があると、空気が動いて気流が起きる現象 |
な行
内合(ないごう) | 地球から見た他の惑星が太陽と同じ方向に見える現象。「地球-惑星-太陽」の順に一直線に並ぶ。内惑星の距離は最も近くなるが、太陽と同じ方向のため、惑星に太陽の光が当たっていない面をみることになるため、新月のように見え、観測には不向き。 |
内惑星(ないわくせい) | 地球より内側の軌道をまわる惑星。一般には水星と金星を指す。 |
日面通過(にちめんつうか) | 地球から見て内惑星が太陽面を通過する現象 |
日食(にっしょく) | 地球が月の影の中に入ることにより、月が太陽を隠す現象 |
日周運動(にっしゅううんどう) | 地球は1日の周期で自転 |
は行
白色矮星(はくしょくわいせい) | 太陽クラスの重さの星は、最後の時を迎える時、収縮を始め、地球程度の大きさにまで小さくなります。しばらく収縮のため高温で白く暗く光るので、これを白色矮星と呼びます。 |
バランスウェイト | 赤道儀に取り付ける重り |
光害(ひかりがい) | 人工の光によって星の見え方が悪くなって観測が害されること |
ビッグバン | 約137億年前に起きたと仮定される大爆発。 |
輻射点(ふくしゃてん) | 放射点。流星群は一定の方向から飛んでくるように見える、この方向をあらわす。 |
ブラックホール | 大きな恒星が燃えつき収縮してできた、見えない天体。強い重力のために物質も光も放出できない。 |
変光星(へんこうせい) | 明るさが規則的に変わるものや、不規則に変わる恒星 |
母彗星(ぼすいせい) | 流星群は彗星に関係があると考えられています。彗星は太陽の近くへ回帰するたびに、大量の塵を撒き散らし、これが流星群の源となると言われています。 |
ま行
脈動星(みゃくどうせい) | 星全体が膨張したり収縮したり振動することにより変光する星 |
メシエ | 彗星とまぎらわしい星雲や星団などの天体に番号をつけ、カタログとして整理された天体。アンドロメダ大星雲やオリオン大星雲など。 |
や行
有効最高倍率 | 実質的に天体観測を行える最高の倍率 |
ら行
留(りゅう) | 地球から見た惑星は星座に対して少しずつ動いていきます。この中で惑星が動く向きを変えることがあり、向きを変える直前の惑星が動きを止めたように見える地点 |
わ行
惑星 | 8つの天体(水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星) |